その後の「日本沈没」「日本以外全部沈没」「日本沈没1999」「日本沈没2020」「任侠沈没」【番外地日劇】
番外地日劇 3
2020.1.1
あまり関係ないですが、「その後の仁義なき戦い」というタイトルの映画がありました。
Netflixが、東京オリンピック後の「日本沈没」を描くアニメを製作しているそうです。
その名も「日本沈没2020」
ネットで世界同時配信だから、もう新作も映画館で見る時代じゃないですね。
阪神大震災後、大森一樹が「日本沈没1999」としてリメークすると聞いた時、前作がよかっただけに、少し不安に感じました。よくある、発表だけして制作断念というパターンなのか、しばらく忘れていたら、2007年という時代設定で、樋口真嗣監督、草薙剛主演でリメークされました。テレビで見ましたが、なんか神風特攻隊というか、「アルマゲドン」風のエンディングに違和感を感じました。しかし、一作目の刷り込みが強いので無理もありません。男女平等というか、女性が社会進出している時代の流れで、柴崎コウの阿部玲子が、レスキュー隊員?になっていたり、石坂浩二の総理は、すぐに死に、大地真央の担当大臣が活躍していました。同じ樋口真嗣が関わった「シンゴジラ」でも大杉連の総理が、途中で死ぬ設定で何か繰り返しているような気がしました。
さらに、よせばいいのに河崎実が、便乗して「日本以外全部沈没」というB級を遥かに超えたZ級の映画を製作しました。もっと、よせばいいのに、それを見た記憶があります。
なんとブルース・ウィリスが出ているというのは嘘で、プチ・ブルースという「ダイハード」のモノマネ芸人が出ています。それはそれでいいのですが、映画版の藤岡弘とテレビ版の村野武範が出ているのは、あまり笑えず、内容もひどく、いかがなものかと思いました。でも、筒井康隆の原作も含め、作者公認(本当かな?)ということなので、逆に小松左京の心の大きさを感じさせる映画かもしれません。
大地震で壊滅状態の日本で展開される、ヤクザの復讐の旅を描いた劇画「任侠沈没」は面白かったです。原作は何か、ばかばかしさを通り越した妙なオーラを感じたので、3巻購入して読みました。記憶の片隅でVシネマか何かで映像化されたような気がしたので調べました。2011年、タイミング悪く、田口トモロウ主演でVシネマ化されています。原作は、ロケットで宇宙まで行くシーンもあった記憶がありますが、どうなっているのでしょうか。劇画ならではの無茶な話ながら、スケールが大きかったような気がしたのですが、ネットの予告編だと、やっぱり低予算のB級映画の雰囲気が伝わってきてしまいました。
しばらく忘れていましたが、永井豪の「バイオレンスジャック」もこういう設定だったような・・・。Vシネマは機会があれば見ようと思います。
(敬称略)