番外地映画劇場

映画を中心とした自由なブログです。

シネコンもレンタルビデオショップも近くにあるけど・・・<後編>

シリーズ スピンオフ プリクエル リブート ユニバース 何がなんだか・・・

 

 「ターミネーター」も新三部作をスタートして2回くらい、失敗していませんか。

 「スパイダーマン」も作りすぎですよ。マニアでないと、どれがどれだかさっぱりわかりません。マイケル・キートンにいたっては、「バードマン」で、「バットマン」風のヒーローを演じた過去のある役者のセルフパロディ―を演じ、アメリカ映画界を揶揄していたのに、新作「スパイダーマン」に出ていませんでしたか。逆にいえば、どんな役でも演じる役者精神があるのかもしれませんが・・・。

 「スターウォーズ」も30年以上かけて、ルーカスが構想した9作品が、やっと終わったような気がするのですが、「数年後には、新作を一年ごとに、「アバター」シリーズ新作と交互に公開する計画」なんてニュースを見ると、当事者でもありませんが、やめた方がいいような気がします。膨大な借金をして巨大な映画会社二社を買収したので、なんでも(「ハン・ソロ」?)早く作って、資金回収しなければという大人の事情が、見えてしまいます。

 60歳に近いトム・クルーズの「トップガン マーベリック」も、今頃、どうしてという感じで、見なくなったけれど「ミッション・インポッシブル」シリーズも作りすぎたので製作したのでしょうか。そういえば、ミイラやフランケンシュタインのダーク・ユニバース第二弾はどうなったのでしょうか。

男はつらいよ」シリーズは、渥美清が生きていたころから、個人的には、「水戸黄門」状態で俳優も監督も、もっと別の映画を作りたいのではないかと、勝手に思っていました。新作を4Kで撮影というニュースを聞いた時、天国の渥美清は、どう思っているのかと、想像してしまいました。

 

 でも、正直なところ、本当の理由は、過去に映画を見すぎて、頭の中が飽和状態になっているせいだと思います。もう一つは、自分が若くなくなり、今の映画と合わなくなったのが本当の理由と思います。今の製作者が、メインのターゲットの観客たちに向けて製作している中で、自分はそこから、すでに外れているのかなと思っています。スピルバーグとか、カンヌ映画祭netflix作品が、ネット配信中心で、映画館でほとんど公開しないこと、また公開方法がフェアでないことを、批判している記事を読んだとき、理解できる部分も多いのですが、何か時代に逆行しているような印象も受けました。あれほどのヒット作を連発していた、スピルバーグもすでに70歳を超えているので、すでに感覚が時代とずれているのかもしれません。

 まだ、利用したことはないのですが、「netfiixの作品がアカデミー賞最多ノミネート」というニュースを見ると、もしかしたら、netflixのオリジナル作品に自分好みの映画があるかもしれないと思いました。(敬称絡)